時代の進展とともにコンピュータは現代社会において大きな位置を占めるようになりました。このことは、コンピュータを動かすコンピュータソフトウェアの現代社会へ与える影響力も、等しく増大させてきています。また、コンピュータソフトウェアのメディアとしての特殊性を考え合わせれば、コンピュータソフトウェアの制作に関わる者の社会に対する責任は、近年極めて大きくなってきたと言えます。特にパーソナルコンピュータの普及は青少年のコンピュータの利用機会を増加させ、彼らが、コンピュータソフトウェアから受ける肉体的、精神的影響も考慮する必要に迫られました。
これら現在の状況における新たな責任を制作者は自覚するべきでしょう。そして、それら社会に対する責任を果たし、コンピュータソフトウェアの正しい理解と認識および日本を含めた世界の文化と社会への貢献に努めることが、制作者の責任であると考えます。
コンピュータソフトウェア倫理機構は上記の責務を最大限に達成し、なおかつ制作者の芸術的、創作的活動を支える自主的団体として設立されました。それはコンピュータソフトウェア制作者の制作環境を整備し維持するためであり、そして諸法令を尊重し社会的道徳に配慮して倫理規程を定め、自らを律し良心に従いこれを運用していくことによって、コンピュータソフトウェア制作者が負う責務と、なすべき貢献を十分に果たしたいと思うからであります。
コンピュータソフトウェアの大いなる発展を切に願い、コンピュータソフトウェア倫理機構はその一助となることをめざすものであります。